株式会社駅探従業員の皆様へ - 株式会社ＣＥホールディングス

2020年6月22日

株式会社駅探（以下「駅探」といいます。）の従業員の皆様に対し、弊社代表取締役社長の杉本惠昭（すぎもとやすあき）及び弊社取締役の金田直之（かねだなおゆき）より、お伝えしたいメッセージ（下記）がありますので、是非ご覧下さい。現在、新型コロナウイルス拡大防止のため、駅探においても多くの従業員の方々が在宅勤務されていると聞いています。従業員同士でのコミュニケーションも不自由な状況だと思いますが、このメッセージをご覧になった方は、社内に広げて頂けるとありがたいです。

皆様がコロナ禍のなかでも心身共に健康な状態を維持され、新しい駅探でご活躍されることをお祈りしています。

株式会社CEホールディングス
代表取締役社長　杉本惠昭

駅探従業員の皆様へ

株式会社CEホールディングスの杉本と申します。弊社は駅探株式の約３割を保有する筆頭株主です。
弊社から駅探に行った経営陣変更の株主提案公表によって、驚きや不安を感じている従業員の方が多数おられると思います。まずはこのことについてお詫び申し上げます。
今回の件について、駅探従業員の方々の声をいくつかお聞きしています。その中には、「突然空から株主提案が降ってきて、現経営陣はそれに対抗しようと空中戦をやっている。大事なステークホルダーであるはずの従業員のことはお構いなしに、ただ株主総会の決定のみで会社の行く末が決まるのか。」というご指摘もありました。また、自分が働く会社が、「企業価値が向上していない」「事業展開が消極的だ」等と言われると悲しい気持ちになるのではないかと思います。
今回の件について、従業員の皆様はいろいろな感情を持っていらっしゃると思いますので、私の個人的な想いも含め、このようにメッセージを発信することとしました。

これまでの経緯等は、公表している資料の通りです。弊社としては、現経営陣による自発的改善を期待していましたが、現経営陣には真摯に弊社提案を受け止める意思がなく、このような状況になったことは、誠に不本意です。
私と中村社長の出会いは8年前（2012年）に遡ります。弊社グループの中核事業は、病院向け医療情報システム（電子カルテ等）の開発・販売ですが、私は将来必ず「医療機関と患者さんを結びつけるサービス」が必要になると考えていました。これを実現するためには、コンシューマー向けにスマートフォンを使ってサービスを提供している、駅探の技術やノウハウが必要だと考えて、資本業務提携を行いました。
中村社長は、東芝時代から現在の駅探設立に係わり、2007年11月から約12年半社長を務めています。以来、事業基盤を拡充し、立派な業績を上げてきたことは称賛に値します。また、中村社長が中心になって策定したものだと思いますが、駅探のビジョン（コーポレート・メッセージ、経営理念、目指すもの）は時代を経ても色あせない素晴らしいものだと思います。しかし、こうしたビジョンと実績がありながら、この数年は駅探の変調を感じていました。中村社長の人柄はよく存じ上げており、数年前までは外から駅探を安心して見ていられましたが、いつの間にか駅探社内が大変な状態になってしまいました。
いよいよ見かねて今年３月に、中村社長に直接改善等を申し入れましたが、その要請にも応えて頂けず、やむを得ず株主提案という手段を行使することとなりました。

弊社が、株主提案を通して申し上げたいのは、提案した新経営陣のもとで、従業員の方々が安心感と誇りを持って働き、その力を発揮していただく環境を一緒に作り上げて頂きたいということです。企業にとって従業員は、顧客とともに最も重要な財産であり、企業は従業員の多様性や個性を尊ぶとともに、業務を通して、喜びや幸せを感じ自己実現できる場を提供する使命があると考えています。
そして皆様の力で業績や企業価値を向上させ、その果実が、従業員・お取引先や駅探サービス利用者・株主に還元されることを願っています。そのために、弊社は株主及び提携パートナーとして駅探を支援していきたいと考えています。

以　上

株式会社CEホールディングス
取締役　金田直之

駅探従業員の皆様へ

株式会社CEホールディングスの金田と申します。私は、弊社が提案している取締役候補７名のうちの１名で、駅探株主総会でその７名が選任された場合、代表取締役社長に就任する予定です。就任した場合は、駅探業務に注力する所存です。私は、東芝在籍時、また駅探と同じく東芝子会社であったニューズウォッチ社の社長を務めていた期間、中村社長とは一緒に仕事をしておりました。また、駅探とCEホールディングスの合弁事業であるMocosuku社には、中村社長からお誘いを受け入社し、その後2017年9月より、中村社長の後をうけ社長を務めております。このような経緯から、以前より駅探には、非常に親近感を感じておりました。

駅探の目指すものは、駅探のホームページに記載されているコーポレート・メッセージの通り、「世の中にない新しいサービスを創り出し、社会の役に立つ」ことです。しかし残念ながら、現状その具現化は充分ではないと考えます。よって、この考えを徹底し、活動を推進することにより、株主、従業員、顧客、取引先などにより高い価値を提供していきます。
企業価値の源泉は、従業員の方々です。現状を踏まえ、従業員の方々が安心、安全に、楽しく働くことができ、従業員ひとりひとりが成長できる環境を構築することを強力に推進します。
常に利用者の視点に立ち、最新技術を先取りし、便利で価値の高いサービスを、こだわりをもって提供し続けていくとともに、今後成長が見込まれるMaaS市場や移動に伴う各種消費活動との関連サービスなど事業機会をとらえ、従業員の皆様と討議を尽くし、協力し、企業価値向上に取り組んでいきたいと考えています。

また、現駅探管理職社員の取締役候補者である、奥津浩一氏、小柳智晃氏、亀本圭志氏から以下の意思表明があり、大変心強く感じております。

「問題意識を強く持っている同僚達とともに、顧客・利用者・マーケット・社会に対する価値提供にこだわり、業務に邁進します。またその実現のためにも、『それぞれの社員が価値を創造し、その貢献を実感できるような体制』、『多様性を歓迎し、風通しの良い安心して業務に集中できる環境』の構築を行いたいと思います。」

従業員の方々、駅探現管理職の取締役候補者、及び私を含むその他取締役候補者とで、良いチームを作り、一丸となって、これからの駅探を成長・発展させていく所存ですので、ご理解のほど、何卒よろしくお願い致します。

以　上

これまでに弊社から発信している情報は、以下の通りです。