2020年5月29日
株式会社CEホールディングス(東証一部。以下、「CEHD」といいます。)は、2020年5月21日に開示した「株式会社駅探に対する株主提案に関するお知らせ」に記載の通り、持分法適用関連会社である株式会社駅探(以下、「駅探」といいます。)に対し、駅探が本年6月に開催を予定しております第18回定時株主総会(以下、「本定時株主総会」といいます。)における株主提案権(以下、「本株主提案」といいます。)の行使を請求しております。
当該開示ならびに同日公表したプレスリリース「本日開示した「株式会社駅探に対する株主提案に関するお知らせ」について」では、本株主提案の概要(提案する議題とその要領)のみを記載しておりましたが、本プレスリリースでは、本株主提案における議案の具体的な内容(取締役候補者及び補欠監査役候補者の選任理由や略歴等)について、別紙にてお知らせいたします。
「本株主提案の目的」及び「新経営陣の基本方針」については、前記5月21日付プレスリリース「本日開示した「株式会社駅探に対する株主提案に関するお知らせ」について」に記載の通りです。
また、現駅探管理職社員の取締役候補者である、奥津浩一氏、小柳智晃氏、亀本圭志氏より以下の力強い意思表明がございました。
「問題意識を強く持っている同僚達とともに、顧客・利用者・マーケット・社会に対する価値提供にこだわり、業務に邁進します。またその実現のためにも、『それぞれの社員が価値を創造し、その貢献を実感できるような体制』、『多様性を歓迎し、風通しの良い安心して業務に集中できる環境』の構築を行いたいと思います。
なお、5月21日の開示及びプレスリリースをご覧になった、複数の駅探退職社員の方々から、自発的に、「本株主提案に賛同し応援する。」、「CEHDの指摘の通りで、出来ることがあれば協力する。」などといった旨の、励ましのご連絡を頂いたこともご紹介します。
以上
【ご参考】本株主提案に関し、弊社から発信している情報は、以下の通りです。
株式会社駅探に対する株主提案に関するお知らせ(2020年5月21日付)
https://www.ce-hd.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200521_teian.pdf
本日開示した「株式会社駅探に対する株主提案に関するお知らせ」について(同上)
https://www.ce-hd.co.jp/ir/irnews/other/1299/
【プレスリリースに関するお問い合わせ先】
株式会社CEホールディングス 経営企画室
TEL:(011) 861-1600
メールアドレス:k-kikaku@ce-hd.co.jp
別紙
本株主提案における議案の具体的な内容
(取締役候補者及び補欠監査役候補者の選任理由や略歴等)
以下、「当社」とは駅探を、「請求人」とはCEHDを指します。
第1 取締役7名選任の件
【議案の要領】
奥津浩一氏、小柳智晃氏、亀本圭志氏、金田直之氏、松澤好隆氏、森田幸史氏及び松舘渉氏の7名を、一括して、当社の取締役に選任すること。
【個別の候補者の選任理由】
(1)奥津浩一氏
奥津浩一氏は、株式会社東芝社内事業であった当社サービス黎明期より20年間、当社事業に関わっており、エンジン開発及びASPライセンスビジネス等の業務を中心に、リーダーとして技術部門を牽引してきた当社有数のエンジニアであり、当社の技術と事業双方の課題及び可能性について熟知している。また、同氏は、現状当社が抱えるコーポレート・ガバナンス及びコンプライアンス体制に関わる課題についても強い問題意識を持っている。そこで、請求人は、当社の改革にとって最適な候補者として、同氏を取締役に選任することを提案する。
(2)小柳智晃氏
小柳智晃氏は、18年間、当社事業に関わっており、エンジン関連開発、要素技術開発、ASPライセンスビジネス及びコンテンツビジネス等の多岐にわたる業務を経験し、当社のサービスの内容、課題及び可能性について熟知している。また、同氏は、現状の当社が抱えるコーポレート・ガバナンス及びコンプライアンス体制に関わる課題についても強い問題意識を持っている。そこで、請求人は、当社の改革にとって最適な候補者として、同氏を取締役に選任することを提案する。
(3)亀本圭志氏
亀本圭志氏は、15年にわたる総務及び人事業務の豊富な経験を有しており、当社入社後は、人事課長として、人事及び総務に関わる幅広い業務を行ってきた。同氏は、当該業務を通じ、現職者、退職者及びメンタル不調者とのコミュニケーションをとる中で、現状の当社が抱えるコーポレート・ガバナンス及びコンプライアンス体制に関わる課題を熟知していることから、当該課題を解決し、人材の定着化、育成及び企業風土の改善に貢献できる人物である。そこで、請求人は、当社の改革にとって最適な候補者として、同氏を取締役に選任することを提案する。
(4)金田直之氏
金田直之氏は、各種ウェブ企業のマネジメント職を務め、コンシューマ・法人ウェブ事業、ウェブベンチャー企業のマネジメントの経験及び知見が豊富である。また、同氏は、平成26年4月に、当社中村太郎代表取締役社長により招聘されて、当社と請求人の合弁企業である株式会社Mocosukuの執行役員に就任し、平成29年9月には、同社代表取締役社長に就任(現任)をしており、当社と共同での企業経営の経験がある。加えて、同氏は、現在、請求人の取締役事業戦略室長を務めていることから、当社とCEホールディングスグループ企業との相乗効果の創出、M&A及び事業提携の推進による当社の企業価値の向上に貢献できる人物である。さらに、同氏は、現在、株式会社未来シェア等の企業と、MaaS展開を検討するワーキンググループを主宰しており、今後の当社のMaaS領域における事業展開にも貢献できる。そこで、請求人は、当社の改革にとって最適な候補者として、同氏を取締役に選任することを提案する。
なお、請求人が提案する候補者7名が取締役に就任した場合、同氏を当社代表取締役社長とすることを候補者間で合意しており、その場合、同氏はその職に注力することとしている。
(5)松澤好隆氏
松澤好隆氏は、請求人の常務取締役管理担当(現任)として、上場企業に必要なコーポレート・ガバナンス及びコンプライアンス体制等の機能マネジメントに豊富な経験及び知見を有しており、当社のコーポレート・ガバナンス及びコンプライアンス体制の改善に貢献できる人物である。そこで、請求人は、当社の改革にとって最適な候補者として、同氏を取締役に選任することを提案する。
(6)森田幸史氏
森田幸史氏は、長年にわたりITソリューション事業に関する職務に携わっており、その経歴を通じて培った幅広い経験及び見識に基づく監督機能を果たすことができる人物である。また、当社の最重要顧客の一つは、株式会社NTTドコモであるところ、同氏は、日本電気株式会社において、ドコモサービス事業部営業統括部長、ドコモサービス事業部事業部長等を歴任し、株式会社NTTドコモのサービス部門と特に深いコネクションを有しているほか、WEBサービスの提案経験も豊富であることから、今後の当社の株式会社NTTドコモとの関係維持及び強化にもその経験及び知見を活用できる。そこで、請求人は、当社の改革にとって最適な候補者として、同氏を社外取締役に選任することを提案する。
(7)松舘渉氏
松舘渉氏は、株式会社アットウェア取締役、株式会社未来シェア代表取締役を務めており、その経歴を通じて培った幅広い経験、見識に基づく監督機能を果たすことができる人物である。また、同氏が現在代表取締役を務める株式会社未来シェアは、我が国AI研究の第一人者である松原 仁氏(公立はこだて未来大学 特任教授、東京大学次世代知能科学研究センター教授)が取締役会長を務める、公立はこだて未来大学発のベンチャー企業であり、AI活用したオンデマンド型配車システム等を提供し、既に30以上の実証実験に参加している日本版MaaSの主要企業である。同氏は、その中で同社事業展開の中心人物として、MaaS領域の豊富な経験及び知見を有しており、当社のMaaS領域における事業展開にもその経験及び知見を活用できる。そこで、請求人は、当社の改革にとって最適な候補者として、同氏を社外取締役に選任することを提案する。
以上、7名の候補者については、全員について当社保有株式はなく、また当社との特別利害関係はない。また、7名の候補者全員から、取締役に選任された場合には就任を承諾する旨の意思確認を行っている。
【候補者の氏名、略歴等】
(1)奥津浩一氏(昭和45年10月4日生)(社内取締役候補者)
平成 7 年 4 月 | 株式会社東芝入社 |
平成12年 4 月 | 同社iバリュークリエーションカンパニー配属となり、駅前探険倶楽部「乗り換え案内」企画・設計に従事 |
平成15年 4 月 | 当社出向 |
平成16年 4 月 | 同社技術部ロジック開発リーダー |
平成18年 4 月 | 当社入社 同社新規事業開発室技術開発グループリーダー |
平成19年 4 月 | 同社技術部要素技術開発グループリーダー |
平成20年 4 月 | 同社ASP・ライセンスビジネス部開発グループチーフエンジニア |
平成26年 4 月 | 同社エンジン・データ開発室フロンティア開発室室長 |
平成30年 11月 | 同社HCビジネス部担当グループ長(現任) |
奥津浩一氏が発明者となる特許権の設定の登録に関する実績(特許権の存続期間が終了したものを含む)
特許6460800 | 旅程検索システムおよび旅程検索プログラム |
特許5294592 | 経路検索サーバ及び経路検索プログラム |
特許5189884 | 駅名入力装置および駅名入力プログラム |
特許4832811 | 地図データ出力装置、地図データ出力プログラム、路線図出力装置、路線図出力システムおよび路線図出力プログラム |
特許4456829 | 受信機、受信方法、受信プログラム、コンテンツ提供サーバ及びコンテンツ提供方法 |
特許3866245 | 交通情報検索システム及び交通情報検索プログラム |
特許3842069 | 経路検索における駅名入力選択表示方法及びそのシステム |
(2)小柳智晃氏(昭和52年10月22日生)(社内取締役候補者)
平成11年 4 月 | 株式会社丸十工業入社 |
平成12年 7 月 | 東京システムリサーチ株式会社入社 |
平成13年 5 月 | 株式会社駅前探険倶楽部(現当社)に出向 |
平成19年 4 月 | 同社入社 |
平成27年 4 月 | 当社コンテンツビジネス部開発第2グループ長(現任) |
(3)亀本圭志氏(昭和54年6月29日生)(社内取締役候補者)
平成14年 4 月 | 株式会社シー・エス・イー入社 |
平成17年 1 月 | 株式会社日本アイデックス(現パーソルワークデザイン株式会社入社) |
平成23年 8 月 | 株式会社ミツハシ入社 |
平成26年 1 月 | 同社管理部総務課係長 |
平成29年 9 月 | 当社入社 |
平成30年 4 月 | 当社総務人事部人事課長(現任) |
(4)金田直之氏(昭和37年7月24日生)(社内取締役候補者)
昭和61年 4 月 | 日立金属株式会社入社 |
平成 3 年 6 月 | 国際大学国際経営学修士課程(MBA)修了(同社より企業派遣) |
平成 7 年 3 月 | 日本オラクル株式会社入社 |
平成 8 年 7 月 | イーストマンコダックアジアパシフィック(現コダック合同会社)入社 |
平成12年 7 月 | 株式会社アジアネット代表取締役 |
平成13年 6 月 | 株式会社東芝入社 |
平成13年11月 | 株式会社ニューズウォッチ代表取締役社長(株式会社東芝より出向、後転籍) |
平成23年10月 | 株式会社ザクラ(現東京カレンダー株式会社)代表取締役社長 |
平成26年 4 月 | 株式会社CEホールディングス入社 社長付 株式会社Mocosuku執行役員 |
平成29年 9 月 | 株式会社CEホールディングス執行役員事業戦略担当 株式会社Mocosuku代表取締役社長(現任) |
平成30年12月 | 株式会社CEホールディングス取締役事業戦略担当 |
令和 元年 5 月 | 同社取締役事業戦略室長(現任) |
令和 元年11月 | 株式会社マイクロン取締役(現任) |
(5)松澤好隆氏(昭和32年6月6日生)(社内取締役候補者)
平成 9 年 4 月 | 株式会社ジャパンケアサービス入社 総務部総務課長 |
平成11年 7 月 | 同社総務部長 |
平成12年 8 月 | 株式会社シーエスアイ(現株式会社CEホールディングス)入社 管理部総務課長 |
平成13年11月 | 同社管理部部長代理 |
平成16年 7 月 | 同社管理本部管理部長 |
平成20年12月 | 同社取締役管理本部長 |
平成25年 4 月 | 同社取締役管理担当 株式会社シーエスアイ取締役管理本部長 |
平成25年 4 月 | 同社常務取締役管理本部長 |
平成26年 6 月 | 株式会社ディージェーワールド取締役 |
平成26年12月 | 株式会社CEホールディングス常務取締役管理担当(現任) |
平成27年 3 月 | 株式会社エムシーエス取締役(現任) |
平成30年12月 | 株式会社システム情報パートナー取締役管理担当(現任) |
平成31年 1 月 | 株式会社シーエスアイ常務取締役管理担当取締役(現任) |
令和 元年11月 | 株式会社マイクロン取締役(現任) |
令和 元年12月 | 株式会社Mocosuku取締役(現任) |
(6)森田幸史氏(昭和31年9月30日生)(社外取締役候補者)
昭和55年 4 月 | 日本電気株式会社入社 |
平成 7 年 7 月 | 同社NTT第5営業部課長 |
平成13年10月 | 同社NTTドコモシステム事業部部長 |
平成19年 4 月 | 同社NTTドコモサービス事業部営業統括部長 |
平成22年 4 月 | 同社NTTドコモサービス事業部事業部長 |
平成24年 4 月 | 同社NTTドコモ営業事業部事業部長代理 |
平成27年 4 月 | 同社NTTドコモ営業事業部エグゼクティブエキスパート |
平成28年10月 | 株式会社オーネスト顧問 |
平成29年 4 月 | 株式会社プロネッツ顧問(現任) |
(7)松舘渉氏(昭和47年7月25日生)(社外取締役候補者)
平成 8 年 4 月 | 株式会社サンユテクノス入社 |
平成16年12月 | 株式会社アットウェア設立 取締役(現任) |
平成20年 4 月 | 同社函館事業所長 |
平成28年 7 月 | 株式会社未来シェア 代表取締役(現任) |
平成29年 6 月 | 株式会社函館ラボラトリ 代表取締役(現任) |
第2 補欠監査役2名選任の件
【議案の要領】
1 粕谷直人氏及び吉住実氏を、補欠監査役に選任すること。
2 なお、補欠監査役の優先順位は、粕谷直人氏、吉住実氏の順とする。
【補欠監査役選任の必要性、及び選任理由】
請求人は、当社で発生している問題は、当社取締役に起因するものであり、現時点では、当社監査役3名による監督機能に不十分な点があったとは考えておらず、当社監査役3名については、その監査役としての責務を継続して果たして頂きたいと考えている。
しかしながら、監査役から辞任の申出があった場合等に、新経営陣のもとで行われる当社改革の遂行に支障を来すおそれがある。そこで請求人は、そのような支障が生じるのを防ぐため、コーポレート・ガバナンス及びコンプライアンスに深い造詣を有する粕谷直人氏及び吉住実氏を補欠監査役に選任することを提案する。
なお、2名の候補者については、いずれも当社保有株式はなく、また当社との特別利害関係はない。また、2名の候補者については、いずれも、補欠監査役に選任された場合には就任を承諾する旨の意思確認を行っている。
【候補者の氏名、略歴等】
(1)粕谷直人氏(昭和46年1月5日生)
平成 9 年 9 月 | 稲村会計事務所(現アクタス税理士法人)入所 アクタスマネジメントサービス株式会社入社 |
平成11年 9 月 | 税理士登録 |
平成12年12月 | 同社取締役(現任) |
平成14年 4 月 | ASG税理士法人(現アクタス税理士法人)社員 |
平成15年 9 月 | 同法人代表社員(現任) |
平成20年10月 | 登録政治資金監査人 |
平成22年 3 月 | アクタスITソリューションズ株式会社取締役(現任) |
平成24年 3 月 | 株式会社イーグルスミコーポレーション(現株式会社エストケム)社外取締役(現任) |
平成28年 2 月 | 行政書士登録 |
令和 元年12月 | アクタスHRコンサルティング株式会社監査役(現任) |
(2)吉住実氏(昭和31年7月21日生)
昭和56年 4 月 | 株式会社須貝興行(現SDエンターテイメント株式会社入社) |
平成 7 年 6 月 | 同社取締役経営企画室長 |
平成14年 4 月 | 同社常務取締役経営企画室長 |
平成18年 2 月 | 同社専務取締役管理本部長 |
平成21年 3 月 | 同社代表取締役専務 |
平成21年 8 月 | 同社常務取締役 |
平成27年 5 月 | エムシーツー株式会社取締役、ITグループ株式会社取締役 |
平成27年 7 月 | 株式会社フォーユー監査役 |
平成28年10月 | SDエンターテイメント株式会社代表取締役社長 エムシーツー株式会社代表取締役社長 |
令和 元年12月 | 株式会社CEホールディングス取締役(常勤監査等委員)(現任) |